今回の森友学園の内容については、その1部には独自に推論した話、いわゆる妄想のたぐいが含まれているのでその点に留意して読み進めてほしい。しかし、推論ゆえに独自の視点が含まれていると考えているので、以下に記述していく。
森友学園問題とは
今回の森友学園問題は、事件の経緯説明やその後の安倍首相の対応に対してのバッシングの説明は数多くあるが、一度ここでも簡単にまとめておこう。
事の発端は8億円する国有地を
違う業者「7億円で土地がほしいんですが、お国様、売ってくだせぇ」
国 「断る」
森友学園「1億3400万で売ってくれ」
国 「ん、よかろう」
森友学園「土地に小学校立てたら、ゴミがさらにいっぱい出てきた」
国 「1億3200万円ごみ処理代としてお出しします」
野党 「やり取り記録を出せ」
国 「ないっすww」
のように、格安で売ったことが発覚したことである。さらに、その学園の名誉校長に安倍首相の夫人である安倍昭恵氏がなる予定であると記述されたパンフレットが発覚したのである。このとき、共に関与が疑われたのが鴻池氏であるが、
森友学園「この件は準備したこの(はした)金でよろしくお願いします」
鴻池氏 「(はした)金をもってきて、何を考えとるんだ、ばかたれが!出ていきなさい!」
というように、鴻池氏は、(はした)金を持ってきた森友学園に対して怒り、お金の入った封筒を突っ返したそうである。
次に疑われたのが、稲田朋美外務大臣である。疑われた当初は
野党 「関係あるんだろ!」
稲田氏「10年以上籠池氏にあっていません」
と言っていたのだが、舌の根が乾かぬうちに
稲田氏「籠池氏の顧問をしていました」「奥様らしいですね」
という発言を繰り返している。彼女のことは、みんなをわくわくさせるファンタジスタだと覚えておけばOKだ。
さて、肝心の安倍首相は、まず、
安倍首相「もし、土地売却に私と昭恵がかかわっていたら、首相辞任だけでなく、議員も
辞職する」
と述べていた。その後、寄付金を出した・出さないという問題も発生しているが、最後的には
安倍首相「みなさん、忖度しなさい。そして、内容が知りたければ読売新聞を読みなさい」
と言っている。ちなみに、この件に関して安倍首相のママ、通称ゴッドマザーはかんかんに怒っているらしい。安倍首相のことは、ママに頭があがらない強権保持者と覚えておこう。
また、それに加えて加計学園の件(30億円以上)も追加であるので、体に気をつけてキチンと読売新聞に説明してくださいね(笑)
日本会議と右翼とは何か
上記で、改めて現在までの経緯を簡単に説明した。では、彼らはどのようなつながりを持っているのか。それは籠池氏が安倍首相を支援する日本会議というグループに所属しているというつながりである。日本会議とは右派団体として知られており、【美しい日本の再建と誇りある国づくり】を掲げて、政策提言を行うと主張する団体である。どっかの首相のキャッチフレーズととてもよく似ている。それもそのはずで、国会議員の中にも日本会議国会議員懇談会があり、安倍首相は特別顧問を務めている。現在の所属人数は281人に上り、国会議員の4割が所属している。このような日本会議という共通思想と団体があるので、つながりを疑われてもしかたないだろう(もちろん、テレビや週刊誌では夫人が、首相と籠池理事長とお会いした等という言葉をあいさつで述べていたという記述もある)。彼らは何がしたいのかというと、美しい(戦前の)日本に戻したいということが目的に置かれている。これについては慶応大名誉教授の小林節氏が、日本外国特派員協会で述べた言葉を引用する。
引用
私は日本会議にはたくさん知人がいる。彼らに共通している思いは、第2次世界大戦での敗戦を受け入れがたい、だからその前の日本に戻したいということ。日本の明治憲法下で軍事5大国だったときのように、アメリカとともに世界に進軍したいという思いの人が集まっている。よく見ると、明治憲法下でエスタブリッシュメントだった人の子孫が多い。そう考えるとメイク・センスでしょ
では、彼ら自身は右翼であり、日本会議は右派団体と呼ばれているが、その本質はなんなのか。私が考えるに、彼らは、ごっこ遊びをしているにすぎない。小さいころに、男の子なら仮面ライダーごっこ等、女の子なら、りかちゃん人形でおままごと等をしていたと思われる。いい年こいて、仮面ライダーごっこしてるのだ~という大人を見ると気持ち悪いのだが、それと同列のことをしており、興国の士なのだ~という風に言葉を変えて自己満足しているのだ。
なぜそう思うのか。では、実際に、戦争が始まったと仮定して、彼らが戦地に行って命を懸ける覚悟をもっているのだろうか。今の政治家の態度全般を見ていると、科学的根拠など示せないが、私はとても命を懸けることなどできないと、うがった見方をしてしまう。
誰が何を狙って情報をリークしたのか
あまり話題に上がっていないと思われるが、なぜ今この問題が浮上したのか。たまたま、この事件に気付いたから起こったのか。普通に森友学園のみのニュースを見るとそう思うかもしれない。しかし、私は、総裁延長のニュースと関連してこの事件を見ると違う見方ができると考えている。昨年の2016年10月に現行の連続2期6年という首相の任期が自民党内規約を見直し、3期9年にするという動きが出ていた。そして、2017年3月5日の党大会で総裁任期を3期9年にするとの決定を予定通り下した。なぜ延期が可能になったのかというと、党内では過去2回の選挙で圧勝して選挙に強いという実績を残したこと※1、そして二階幹事長という自民党内の実力者を抱き込んで党内の反対意見が言えない雰囲気を作り出すことに成功させたからである。
(半年間の情報収集期間を経て)党大会と同時期に森友学園問題は発覚しているというのは、気にしすぎだろうか。
また、延期の話を聞いて、次に首相になる予定だった人間はどう思うだろうか。もともと、首相になるのは持ち回りで順番が暗黙の了解で決まっているとも噂されるが、寝耳に水の状態だったはずだ。私が首相候補で首相になりたくて仕方ない人間であれば、聞いてねーぞ!! コラ!!!!何年待ち続けてきたと思っている! いう気持ちが爆発する。
では、馬鹿正直に、任期延長大反対!と声高にいって対決するだろうか。
絶対にしない。
相手が落とし穴に落ちるように、または坂を転げ落ちるようにスキャンダルを狙うだろう。
そうまさに今回の事件のように。
※1:国会議員にとっては死ぬほど大事だが、一般国民にとってはどうでもよい実績であり、政策で実績を示してほしい。しかし実績と言えないが引き起こしたこととして、年金基金で株を購入して株価を無理やり向上させ、株収益で年金基金は赤字となるという残念なものしかない。
まとめ
森友学園問題の経緯を説明し、さらに日本会議と右翼について説明し、その本質はいい年こいた人間の興国の士ごっこであると論じた。また、今回誰が何の目的で行ったのだろうかという推定も行い、首相任期延長決定とやけにタイミングが良い時期で発覚したので総理候補が真の首謀者なのではないかと妄想した。